岡山市を走る循環バス「めぐりん」益野線について運行する八晃運輸が中国運輸局に廃止届を提出したことが関係者への取材で分かりました。岡山市のバス路線の再編計画が国に認定されてから初めての「再編」区間になります。
関係者によりますと中国運輸局に廃止届が出されたバス路線は、八晃運輸が運行する循環バス「めぐりん」の岡山市中心部と東区の西大寺地区を結ぶ益野線で11月からの廃止を計画しています。
この路線は2018年4月に設置された路線で、当初は同じ路線を運行する両備グループが収益の悪化を理由に参入に反発するなどしていました。しかし、その後新型コロナの影響などで岡山市内を走るバス路線の9割が赤字に。
移動手段である路線バスを存続を図ろうと2018年に岡山市はバス事業者9社と協議会を立ち上げ、路線の再編計画を策定。2024年4月には再編を盛り込んだ「利便増進実施計画」を国に提出し認定されました。
今回の「めぐりん」益野線の廃止はこの計画にも盛り込まれていて、国の認定後、初となる路線の「再編」となります。