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〈新型コロナ〉外国人の就労や進学に影響 相次ぐ日本語試験の中止、日本語学校に通う学生から不安の声 岡山市

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 新型コロナウイルスの影響で、外国人が受ける日本語試験の中止が相次いでいます。日本語学校に通う外国人からは不安の声が上がっています。

(記者) 「岡山市の日本語学校は今月1日に授業を再開しました、生徒の数を半分に減らしています」

 岡山市北区舟橋町の岡山外語学院では、約180人の外国人が日本語を学んでいます。授業は再開したものの、日本での就労や進学に必要な2つの日本語試験が中止となりました。

 中止が決まったのは、6月と7月に実施予定だった「日本留学試験」と「日本語能力試験」です。

 「日本留学試験」は大学などへの進学に必要な日本語の力を測る試験で、留学生のセンター試験にあたります。

 「日本語能力試験」は一般的な日本語の能力を測るもので、多くの専門学校や企業が入学や採用の基準に用いています。

 次の試験は11月と12月に行われるため、就職や進学への準備期間が短くなります。

 インドネシア人のイルハム・アジス・フィルマンシャーさん(25)は就職活動のため7月、日本語能力試験を受ける予定でした。

(インドネシア/イルハム・アジス・フィルマンシャーさん) 「もっと時間がほしいです」

 私立大学への進学を目指している中国人の彭晨涛さん(19)は6月の日本留学試験が中止となり、志望大学に合格できるか不安が大きくなったといいます。

(中国/彭晨涛さん) 「この何カ月かずっと頑張ってきたんですけど、チャンスが1回しか残らないのでストレスは一気に高まってきた」

(岡山外語学院/利守和典 進路指導担当) 「日本語能力やその他の学力を他の形で認めてもらえるような試験のシステムを打ち出していただきたい」

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