高齢者がキャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺の被害が増えています。倉敷警察署が21日、地域の高齢者に注意を呼び掛けるカードケースを配りました。
カードケースには「だまされないで。カードを人に渡さない」などと書かれています。特殊詐欺の犯人が自宅を訪ねてきた際、キャッシュカードを渡すのを思いとどまってほしいと倉敷署が作成しました。
警察官2人が倉敷市の高齢者の家を訪問し、特殊詐欺の手口や対策などを説明して、カードケースを手渡しました
(倉敷警察署/亀山直樹 地域安全官) 「犯人は相手の心理をうまく利用してやってきますので、まずは冷静に立ち止まっていただいて、やっぱり周りの人に相談する、警察に通報すると」
倉敷署管内では1月から6月までに特殊詐欺の被害が11件報告されていて、被害総額は約2361万円に上ります。