詐欺電話への高齢者の対応を、家族が見守る訓練が岡山県笠岡市で行われました。
訓練には岡山県笠岡市に住む青山礼子さん、75歳が参加しました。
(青山礼子さん) 「はい、もしもし青山です」 (犯人役) 「私、岡山県警察の笠岡警察署の刑事課の川野と申します」
警察を名乗る男から、詐欺グループを捕まえたと電話がかかってきます。
(犯人役) 「青山さんのカードが被害に遭ってる可能性があるんで、キャッシュカードと口座がどこどこあるかを教えていただきたいんです」
この場合「カードは家族に預けている」などと答えるべきですが。
(青山礼子さん) 「はい、ちょっと(今は)行かれない所にあるんです」
青山さんは、犯人に誘導されてカードの保管場所を教えてしまいました。
警察は不審な電話には留守番電話サービスを使うことや、出た場合はすぐに切ってほしいと呼び掛けています。
(青山礼子さん) 「ついつい向こうの言葉に誘われて、こっちも答えてしまうような感じになったので、こういうときどうしたらいいのか、もっと普段から考えないといけないのかなと思いました」
(家族はー) 「電話の使い方っていうのをもう一度見直していった方がいいのかなと思いました」