新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、休館していた岡山県倉敷市の大原美術館が25日、営業を再開しました。
倉敷美観地区の大原美術館です。大原美術館は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、4月11日から約4カ月休館していました。
（記者） 「ゆっくりと絵を眺める静かな時間が帰ってきました」
待ちわびた来場者が鑑賞を楽しみました。エル・グレコの「受胎告知」の前で見入っている人も。
（訪れた人はー） 「一番、『受胎告知』が見たくて来たので、衝撃が走るような暗雲が立ち込める中、雷が落ちたかのような」 「迫力があるというかリアリティー。実物を見るというのは違うなと感じました」
大原美術館では館内の3密を避けるため、入館者を15分あたり約10人程度に制限します。検温や手の消毒を行い、感染者が出た場合に備え連絡先を記入します。
（大原美術館／森川政典 副館長） 「出来得る限りずっと開けていたかった。人々の皆さま方の心が疲弊したり少し疲れがたまったりという時には、やはり美術館とかアートは非常に大きな役割があるんだろうなと我々も感じています」
