年の瀬の恒例行事です。岡山県倉敷市の大原美術館で13日、大掃除が行われました。
大原美術館では館内の大掃除を12月13日と20日の2回に分けて行います。絵画の掃除では、作品に傷がつかないよう床と壁にクッションを置いて、数人がかりで作品を下ろしました。
(在間隆真リポート)
「大原美術館を代表する作品、エル・グレコの『受胎告知』。この1年間で積もったほこりを作業員がゆっくりと取り除いています」
(学芸員/塚本貴之さん)
「来年に向けて、今年よりもさらに多くのお客様をお迎えすることができたらという願いを思いながら掃除をしている」
大原美術館には例年、1年間に約30万人が訪れています。しかし、新型コロナの影響で休館が続いていたことなどから、2020年度の入館者は約7万人、2021年度は8万人ほどになる見通しです。
(大原美術館/森川政典 副館長)
「来年に向けてコロナも少しでも収束に向かうことを誰よりも願っておりますし、一人でも多くのお客様にアートを通して、大原美術館の作品を通して心豊かな時代を過ごしていただきたい」