9月1日も岡山市、高梁市、高松市で35度を超えました。中でも高梁市は37度と9月の観測史上最高。24日連続の猛暑日で、8月31日に更新した日本記録を伸ばしました。記録的な猛暑で、小学校では運動会の練習など体育の授業に影響が出ています。
(赤木由布子リポート) 「空からの日差しに加えて地面からの跳ね返しによって熱さを感じます。立っているだけで汗が噴き出してきます」
高松市の檀紙小学校では、体育の授業で9月中旬の運動会に向けて練習をしていますが、炎天下での練習で熱中症になるのを防ぐため、運動場の使用はなるべく控えているそうです。
教室は窓を開けて換気をしつつ、エアコンを25、6度に設定しています。今年は新型コロナウイルスと記録的な暑さが重なり、運動会でのダンスは隊形移動がない1人で踊れるものにしました。
1曲踊るごとに水分補給を行い、状況を見ながらマスクを外して練習しています。 1年生は夏休み明けの8月20日から始めましたが、運動場での練習はまだ1回もしていないそうです。
(子どもたちはー) 「(教室は)涼しい」 「外で踊りたい」
体育館で練習する場合は、窓を開けて風通しをよくするとともに、大型扇風機を置いて熱中症対策をしています。
一方、高松市の花園小学校では今年から、WBGTという暑さを測る指標で体育の授業を中止するかどうか決めています。WBGTとは気温に加えて湿度や日射などを取り入れた暑さの指標です。
体育館や廊下など3カ所に設置してある熱中症計でWBGTを測り、「厳重警戒」の場合は体育を中止しています。夏休み明けの8月20日以降ほとんど毎日「厳重警戒」のため、体育の授業はできていないということです。
この暑さで中止になった体育の授業は、暑さがおさまる時期に振り替えるということです。