気象台は19日、四国地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。2カ月以上続いた長い梅雨が明け、香川県では猛暑日一歩手前の暑さになりました。
朝から青空が広がり強烈な日差しが降り注いでいます。四国地方は平年より2日遅く、統計史上初めて全国で一番最後の梅雨明けとなりました。四国地方は2021年、梅雨の期間が65日間と過去最も長くなりました。
19日の最高気温は、高松市は34.9度で2021年一番の暑さに。この他、綾川町滝宮で34.3度、岡山市は33.6度、高梁市は34.9度と、岡山・香川の多くの観測地点で2021年一番の暑さを更新しました。
(街の人は―)
「すごい暑いんですけど水分補給こまめに、あと水に入ってるので外にいて公園に行くよりかはましかなと」
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高い気象になることが予測されるとして、香川県では初めて「熱中症警戒アラート」を発表しました。
熱中症の疑いで搬送されたのは、午後4時現在のKSBのまとめによると岡山県で9人、香川県で4人です。善通寺市では16歳の男子高校生が部活動のランニング中に体調不良を訴え救急搬送されました。
また、香川県は湿度と気温が高いとして20日にかけて食中毒警報を発令し、食品の取扱いに十分注意するよう呼び掛けています。
香川県に初めて発表された「熱中症警戒アラート」は、2021年4月に運用が始まったものです。熱中症の危険性が極めて高くなると予測された時に熱中症予防行動を促すための情報です。気温に加えて湿度も考慮して熱中症の危険度を予測しています。
「熱中症警戒アラート」が出たときには外出を控えて、室内をエアコンなどで涼しくして過ごしてください。また水分をこまめにとって熱中症に十分注意してください。