国の史跡に指定されている岡山市の「千足古墳」の埋葬施設に使われていた石の仕切り「石障」が、一般公開されています。
千足古墳の「石障」は、長さ162cm・幅52cmで、九州・天草地方のものとみられる「砂岩」でできています。
表面には「直弧文」と呼ばれる特徴的な文様が刻まれています。
千足古墳は、全国4番目の規模を誇る古墳時代中期の前方後円墳「造山古墳」と関わりが深い古墳として知られています。
「石障」は、埋葬施設である「石室」に使われた石の仕切りで、当時の吉備と九州の密接な関係を示す貴重な史料とされています。
文様が損傷していたため、2011年度に岡山市埋蔵文化財センターへと移されました。
(岡山市埋蔵文化財センター/安川満 所長)
「石室自体を区切って石棺にしている。そして直弧文を刻んでいるということで、非常に九州とのつながりが考えられるもの。(埋葬されたのは)造山古墳の王様の政権、権力を支えた人物の1人だということが分かるのではないかと思う」
千足古墳の石障は、28日まで公開されています。