香川県観音寺市のスキー場、「スノーパーク雲辺寺」が今シーズン以降の営業を断念したことが分かりました。近年の暖冬や新型コロナウイルスの影響で厳しい状況に追い込まれていました。
観音寺市大野原町にある香川県唯一のスキー場「スノーパーク雲辺寺」は、ロープウェーを運行する四国ケーブルが2001年に開業しました。 当初は、1シーズンで約2万6000人が訪れていましたが、近年は暖冬の影響で営業日数が短くなり、雪不足が深刻だった昨シーズンの利用客は1万4000人ほどでした。
また、雪をつくるための電気代の負担が大きくなるなど経営的に厳しい状況が続いていました。 さらに今年は新型コロナの影響による遍路客の減少や運行休止などで、ロープウェーの売り上げが減っていることも追い打ちをかけました。
今後は、7月に設置した「天空のブランコ」などで人気を集める雲辺寺山頂公園の整備を進め、1年中楽しめる観光地としてPRしていく方針です。