任期満了に伴う岡山県知事選挙が告示され、現職と新人の一騎打ちとなりました。
岡山県知事選に立候補したのは届け出順にいずれも無所属で、元共産党県議会議員で新人の森脇久紀さん(57)と3回目の当選を目指す現職の伊原木隆太さん(54)です
(無所属・新/森脇久紀 候補) 「人権保障を県のあらゆる施策の基本に据えたい。こんな冷たい政治福祉の心がない政治、私は大本から改めたい。 今度の選挙を通じて命と暮らしをしっかり守る県政を一緒につくっていきましょう」
新人の森脇さんは「西日本豪雨や新型コロナウイルス対策は、基本的に国の制度の枠内に終始していて冷たい県政だ」と伊原木さんとの対決姿勢を打ち出しています。
(無所属・現/伊原木隆太 候補) 「全ての分野に波及効果の大きい産業の振興を、これからも続けていきたい。4年に1回の大きな軌道修正、微修正のチャンスに県民の皆さまの声をぜひとも伺いたい」
現職の伊原木さんは2期8年の実績を踏まえて「新型コロナウイルス対策と西日本豪雨からの復旧・復興に取り組み、明るく元気な岡山県を取り戻す」と訴えています。
新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、支援者との握手を控えたり個人演説会を自粛したりして、異例の選挙戦となりそうです。
岡山県知事選は25日に投票が行われ、即日開票されます。
(記者) 「西日本豪雨からの復興、新型コロナウイルス対策、落ち込んだ経済の立て直しなど岡山県もさまざまな課題に直面しています。新型コロナの影響で前回、過去最低となった投票率の更なる低下も懸念されていますが、両候補者には有権者を引き付ける活発な論戦が望まれます」