両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれる伝染性紅斑の患者が増え、香川県は「流行警報」を発表しました。
どんな対策が必要なのでしょうか。
両頬が赤くなりリンゴのようになる伝染性紅斑、リンゴ病。
(松木梨菜リポート)
「高松市内のこちらの子どもクリニックでは、1日2人ほど患者さんが受診しているということです」
先週、リンゴ病と診断された小学生の母親は。
(リンゴ病と診断された児童の母親)
「朝起きたらくっきり赤くてまだら模様みたいになってて。受診したらリンゴ病って言われて。小さい時ならなかったのに急になって」
(へいわこどもクリニック/中田耕次 所長)
「知らない間に感染していると。熱が2~3日あって、数日してから頬や手や足に発疹がでる」
8月10日までの1週間に定点医療機関から報告があったリンゴ病の患者数は香川県で2.12人でした。
警報レベルである2.0を超えたことから15日、県は「流行警報」を出しました。現在の集計方法になった1999年以降、初めての警報です。
(小学生の保護者)
「2学期になって(患者さんが)増えて、もらってくるかなって心配はあります」
「子どもがなるとえらい(しんどい)と思うのでしっかり親が対策とってあげた方がいいのかなと」
夏休みが終わり2学期が始まりますが……。
(へいわこどもクリニック/中田耕次 所長)
「新学期にはやる可能性はありますね。発疹が出た時点で感染する力はないので登園とか学校に行くのは制限はないと思います」
子どもを中心に流行するものですが、「妊婦」さんにも注意を呼び掛けています。
(へいわこどもクリニック/中田耕次 所長)
「流産するとか、赤ちゃんに障害を残すとか、注意は必要だと思いますね」
では対策は?
(へいわこどもクリニック/中田耕次 所長)
「手洗いとかうがいとか一般的な感染予防ですね」
咳エチケットなどの感染対策も呼び掛けています。