2018年の西日本豪雨で浸水した倉敷市真備町の公共施設の復旧工事を、専門学校生が21日、見学しました。
工事を見学したのは岡山科学技術専門学校の学生、約30人です。
倉敷市真備町の建設会社、「カザケン」が倉敷市から請け負っている「マービーふれあいセンター」の復旧工事を見学しました。
(記者) 「災害復旧工事の現場でどんなことをしているのか、実際に体験して学びます」
学生たちは、壁に付いた泥や土を高圧洗浄機で洗い流す作業などを体験しました。
マービーふれあいセンターは2018年7月の西日本豪雨で、3.5メートルの高さまで浸水しました。2020年3月中旬に災害復旧工事に着手し、2021年3月の完了を目指しています。
学生たちは専用の棒を使って、外壁のタイルの浮き具合も調べました。タイルが浮いている場所で、どんな音がするかを確かめました。
(学生) 「自分が実際働いたらこういう状況になるのかなと、すごくイメージしやすくて実際体験できてよかった」 「自然災害とかに強い建物を作りたいと思いました」
国土交通省によりますと2016年に全国で建設業に従事した人のうち55歳以上が33.9パーセントで、29歳以下は11.4パーセントでした。
他の業種より高齢化が進んでいて、若い世代の人材確保が急がれています。
(カザケン/渡辺普介 専務) 「ものづくりの楽しみとか、ものを作ることによって地図に残る仕事ができるとか、地域の人々のためになってるっていうこの業種を選んでほしい」