岡山県が新年度の当初予算案を発表しました。新型コロナウイルス対策に加え、教育や産業に力を入れる方針です。
岡山県の2021年度の一般会計当初予算案は、総額7598億円余りで、前年度を1.8パーセント上回りましたが、新型コロナ対策を含む民生費・衛生費が約2割を占めています。
新型コロナの影響で税収が落ち込む見通しのため、県の貯金にあたる財政調整基金から89億円を取り崩します。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「厳しさを実感しながらの予算編成であった。教育県岡山の復活、産業の振興、それから県民の気になっている所についても諦めない」
伊原木知事が力を入れるのは、教育や産業の分野です。小中学校の教員が子どもと向き合う時間を増やすため、新たに県立中学校など4校に事務作業などを行うアシスタントを配置します。
また、中小企業のデジタル化や電気自動車の充電設備設置に補助を行います。