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岡山県が新年度当初予算案を発表 少子化対策・岡山空港の機能強化など

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 岡山県の新年度の当初予算案がまとまりました。伊原木知事は特に少子化対策に力を入れるとしています。

 岡山県の新年度の当初予算案は、一般会計の総額で約7769億円です。過去10年間で2番目の規模です。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「少子化(対策)ですとか、10年後20年後の事を考えると本当に大事だというところにいかに予算をつけるのか」

 結婚支援など少子化対策の関連予算は2024年度より17億円ほど多い約216億円です。

 民間事業者と連携した婚活情報の発信や、結婚新生活の住まいにかかる費用を助成している市町村への支援、子育てと仕事の両立をサポートしている企業への助成金などを盛り込んでいます。

 さらに、県庁の中に保育施設を整備する計画が、知事査定で盛り込まれました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「自分たちでやってみて初めて、こんな苦労がある、もしくはこんないいことがあると本当の意味でよく分かる」

 県が率先して子育てを支援し民間事業者に取り組みを促すとしています。

 産業振興の分野には約544億円を計上し、そのうち、岡山空港のターミナルビルなどの機能を強化する基本計画づくりに1億円ほどを配分しています。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「岡山桃太郎空港、なにもしないでいるとキャパシティーが足りないとかで、いろいろなチャンスを失う」

 2023年度の岡山空港の国際線の利用者は約14万人ですが、県は2050年度には80万人になると試算していて、国際線の2つの便が同時に発着できるようコンコースの増設などを検討します。

 「教育」の分野には、107億円を計上しています。

 不登校の中学生の社会的自立をサポートするため、県内2カ所目の教育支援センター「My Place」を設置したり、不登校傾向の中学生が全日制高校に進学し卒業できるようにするため全日制の岡山御津高校に他校の通信制課程の科目を履修できる仕組みを設けます。

 この他、学校や家庭での子どもの生活環境を整えるため福祉の専門家・スクールソーシャルワーカーを増員しサポート体制を強化します。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「誰も取り残さないというのが大事ですし、それぞれの能力特性を生かしてあげたい」

 岡山県の新年度当初予算案は2月21日に開会する岡山県議会に提案されます。

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