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34年間 島民を運び続けたフェリー「めおん」が引退 ラストクルーズへ 香川

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 34年の間、島民の思いを運んできました。
 高松港と女木島・男木島を結ぶフェリー「めおん」が2月いっぱいで引退します。20日から「ラストクルーズ」が始まります。

 高松港と女木島・男木島を結ぶ約40分の航路。

 1987年から人々を運び続けてきた雌雄島海運のフェリー「めおん」は新しい船にバトンタッチするため、2月28日で引退することになりました。

(記者リポート)
「遠くから見てもわかるこの赤と白が特徴の『めおん』。今月末で引退ですが、この船で過ごした時間は、島民や島を訪れた人の心に残り続けます」

 2月11日、男木島と女木島の島民30人ほどが「めおん」のラストクルーズに向けて客室を飾り付けました。子どもたちが描いた絵や島民による寄せ書きも用意されました。

(男木島 島民/福井大和さん)
「すごい内装がピカピカになったんで、すごい船が来たなって子どものころに思いましたね。感慨深いものがありますよね、船が一つ時代が終わるっていうか」

(女木島 島民/濱小路和久さん)
「高校の時の友達と高松と女木間ですけど、トランプしたりとかゲームしたりとか楽しく過ごした」

(男木島 島民/畠中廣司さん)
「手を振ったら見えるから」

(男木島 島民/畠中信子さん)
「下のドアが閉まらないようになってくる、ご苦労さんと思う」

 1998年に「めおん2」が就航してからは運航される機会が減りましたが、瀬戸内国際芸術祭など多くの人が島を訪れるときには活躍してきました。

 島民の思い出で飾られた「めおん」は20日から28日まで、ラストクルーズ期間として少し華やかに運航します。

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