新型コロナウイルスの影響でイベントの中止などが相次ぎ献血量の十分な確保ができない中、岡山市消防局の救急隊員らが献血に協力しました。
岡山県赤十字血液センターに献血の協力をしたのは、岡山市消防局の救急隊員ら40人です。
岡山県赤十字血液センターによりますと、2020年度は新型コロナウイルスの影響で、献血を呼び掛けるイベントなどが相次いで中止となりました。
献血バスなどでの献血量は予定より1割ほど少なかったということです。
さらに、別の懸念も生まれています。
(記者)
「今はこうしてすぐに献血ができますが、新型コロナウイルスのワクチン接種後はすぐに献血ができない可能性があります」
日本赤十字社は5日現在、新型コロナのワクチン接種を受けた人は献血をしないよう呼び掛けています。
(岡山県赤十字血液センター/池田和眞 所長)
「今までの不活化ワクチンとして扱っていいかというのがまだ決まっていないということで、どれくらい期間を空けて献血をしていただけるのかというのを、(国が)今検討されてる」
岡山県では5日、医療従事者への優先接種が始まり、4月には高齢者への接種が始まる予定です。
ただ、長期間献血の供給量が不足する可能性は低いとしています。
(岡山県赤十字血液センター/池田和眞 所長)
「全血の献血だと何カ月単位で間隔を空けないといけないので、ワクチンを待たないといけない期間というのも、そういう期間に含まれるくらいじゃないかなと予測しています。ワクチンを打つ予定がある方については、その前に献血をしていただければ、ありがたい」