香川県民おなじみの「あの香り」を楽しめます。
地域の活性化につなげようと、香川県にあるJR観音寺駅に、仕掛けが付いた自動販売機が設置されました。
(野口真菜リポート)
「ボタンを押すと…さぬきうどんのだしのおいしそうな香りがします。これは、いりこだしの香りがする自動販売機です」
観音寺市と飲料メーカー「ダイドードリンコ」が共同で作ったもので16日、観音寺駅のセレモニーでお披露目されました。
(香りを嗅いだ観音寺総合高校の生徒)
「ふわーって匂いが来る感じです」
ボタンを押すと広がるいりこの香りは、観音寺市の特産品伊吹いりこの「だし」をもとに調香師が再現したもの。
地域の名所や特産品が描かれたラッピングのデザインは観音寺総合高校の生徒が考えました。
この自動販売機は観音寺市とダイドードリンコが、多くの人が使う自動販売機を活用して地域活性化につなげようと企画したものです。
「香りの出る自動販売機」が設置されるのは中四国で初めてで、今後、雲辺寺ロープウェイの乗り場など市内に9台設置する予定です。
(観音寺市/白川晴司 市長)
「これを契機に観音寺の街のみならず、さぬきうどんも全国にアピールできればいいなと。街が活性化できることを望んでおります」
(観音寺総合高校 2年[デザイン担当]/合田菜央さん)
「(自動販売機の)絵を見たことによって、観音寺市の名所がどんなところがあるのかとか気になって調べていってもらって、新たな観光地として全国に知られていくようになってくれたらうれしいです」
商品の購入は関係なく誰でも体験できます。