その名の通り、視聴者の皆さんの声をもとにニュースをお届けする「みんなに聞いてみた」のコーナーです。今回のテーマは「サブスクリプション」、略して「サブスク」です。
「サブスク」は、一定期間、「決まった金額」でサービスを受けられるというもので、動画や音楽の配信のほか今やいろいろなものが登場しています。
「サブスク」利用してますか?
「Park KSBアプリ」アンケートの結果は―
アプリで「サブスクを使っているか」を聞いたところ利用している人が約2割、8割が利用していないと答えました。
利用していない理由としては「仕組みがよくわからない」「お得なのかどうかわからない」という声が多く寄せられました。
どんな「サブスク」使ってる?
一方、「使っている」という方は「動画や音楽の配信」が最も多いようです。そのほかにも「服」や「食品」などのサブスクを利用している、という方もいました。
では、街の皆さんはどのようなサブスクを利用しているか、聞いてみました。
(街の人は―)
「アマゾンプライムで使っています。1年くらい前から、韓国ドラマが好きなので」
「使っています。ヤクルトの試合が好きなので、見られるサブスクを使っています」
「(サブスク)聞いたことがあるくらいですかね。映画やアニメが見られてお家時間楽しめるという感じで友達に聞きました」
「車のサブスクもあるみたいなので他社も出てきたらいいなと」
月1万円台で新車に乗れる「新車のサブスク」利用者の声は―
岡山市の松岡さんは、子どもの送り迎えや買い物などのために「新車のサブスク」を利用しています。
(岡山市在住/松岡聖子さん)
「なかなか新車も高くて手が出ないところがあるんですけれども。買うよりもこっちの方がいいかなと思って選びました」
この「サブスク」を全国展開しているのが、東京に本社を置く「ナイル」です。
車種や契約年数によって金額は異なりますが、安いものでは月1万円台で新車に乗れるとあって今、契約件数が増えています。
(ナイル モビリティサービス事業部/今村和世さん)
「年代幅広くご利用いただいているんですけど、毎月申し込みは増えている状況なので今後も増えていくと思います」
香川県宇多津町の森本さんも2020年7月からこの「新車のサブスク」を利用しています。
(「新車のサブスク」を利用/森本克己さん)
「ただ一定額ずっと払い続けて、車検など手間がかかるものに関して全てしてくれるのでそういうところは魅力的」
森本さんの場合は通勤などでほぼ毎日車を使っています。
新型コロナ禍で感染症対策が求められる中、複数の人が同じ車を使うレンタカー、カーシェアリングではなく1台の車を長期間定額で使える今の形を選びました。
提供している「ナイル」も新型コロナが消費者の動向に影響を与えていると感じています。
(ナイル モビリティサービス事業部/今村和世さん)
「経済的な先行きの不安で新車を購入する時の仕方が変わってきていて…『カーリース』という需要が増えているのかなと思います」
新型コロナをきっかけに…飲食業界でも「サブスク」導入
また、飲食業界でも「サブスク」を導入する動きが広がっています。
香川県の綾川町にあるピザ店「PIZZERIA AL CENTRO」は3月、食事券を購入すると2カ月間ドリンクが半額になる…という「サブスク」を始めました。
きっかけは新型コロナで落ち込んだ客足を少しでも取り戻すことでした。
(PIZZERIA AL CENTRO/小田有花オーナー)
「コロナになって今までの頻度よりも常連の来られる頻度が少なくなったりしているので、よりお得感を感じていただいて、足を運んでいただきやすくなればいいかなと思います」
いろいろなサブスクが登場しているようですが、決まった金額でサービスが受けられるというのは利用しやすいですよね。ただし、注意も必要です。
「サブスク」注意点は?
香川県消費生活センターは、契約する時には解約の条件など内容をよく確認するよう呼び掛けています。
さらに、期間中にサービスの内容が変わる可能性も認識した上で本当に必要なものかどうかを考えてほしいということです。
次回の「みんなに聞いてみた」は「選択的夫婦別姓」についてです。皆さんの声をお寄せください。