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「災害への備え」できていますか? 防災専門家に聞く“準備”の仕方

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 その名の通り、視聴者の皆さんの声をもとにニュースをお届けする「みんなに聞いてみた」のコーナーです。
 今回は防災士でもある赤木由布子アナウンサーが「災害への備え、できていますか?」というテーマでお伝えします。

 

 まずは、街の声を聞いてみました。

「災害への備え、できていますか?」

(備えている:育休中[20代])
「車に防災セットは常に積んでます」

(備えている:[30代])
「食器棚、つっぱり棒したり、リュックに非常食とか」

(備えている:[18歳])
「避難するルートとかちゃんと家族で決めて、いつでも逃げられるようにしてます」

備えていても不安…という声も―

(備えている:[30代])

「夜仕事なので夜に地震が来たら離れ離れというか、3人で家にいるので」

(備えている:育休中[20代])
「(子どもが)離乳食を食べているのでその準備とか、この子に合った食事が提供できなくなるっていうのは不安なところ」

(備えていない:[18歳])
「家が高台にあるので津波とか来る心配はないと思うのであまり対策はしてないです。この機会を経て考えようと思います」

 街の皆さんは備えができている人が多かったですが、アプリのアンケート結果を見てみると…。

「Park KSBアプリ」アンケートの結果は―

 「備えが十分にできている」が4パーセント、「ある程度できている」は24パーセントでした。
  反対に「あまりできていない」「全くできていない」が7割以上にのぼりました。

 どのようなことが不安か…という質問には「一人暮らしで心細い」や「救援物資が届くのか」「避難所での新型コロナ対策」などさまざまな声が寄せられました。やはり、もしもの時のことを考えると不安を感じる方も多いようです。

 家庭でできる備えの代表的なものとして、災害時に必要なものを入れた「非常持ち出し袋」が上げられます。

 この非常持ち出し袋が「家にあるか」を聞いたところ、「ある」と答えた方は3割ほどでした。

 そこで今回はこの「非常持ち出し袋」の準備の仕方について防災の専門家に聞いてみました。

防災士に聞いてみた!「非常持出袋」…どう準備?

(香川大学 地域強靭化研究センター/高橋真里さん)
「とにかく命を守るためにこれ1つ持って逃げれば1日、もしくは2、3日どうにかなるっていう最低限の自分のための備えを考えてほしい」

 香川大学地域強靭化研究センターの高橋真里さんは、香川県防災士会で事務局長を務めています。

 家や職場に備える「非常持ち出し袋」。
 中に入れるものとして高橋さんが真っ先に挙げたのが「携帯トイレ」です。

(香川大学 地域強靭化研究センター/高橋真里さん)
「人間食べないのはまあどうにか1日我慢できるかもしれませんけど、出さないって我慢できませんので、やはり一番備えていただきたいと思います」

 加えてこの袋の中身は身の回りにあるものを活用するよう呼び掛けています。

(香川大学 地域強靭化研究センター/高橋真里さん)
「防災のものを備えようと思うとどうしてもお金がかかるとかなかなか売ってないとかありますけど、身近にあるものでなるべくお金をかけずにってなると少し気が楽になりませんか」

 高橋さんの場合使わなくなったお子さんのランドセルのカバーを防水カバーとして活用しています。

 他にも使い捨てのスプーンなど特別な防災用品を買わなくても、身の回りにあるものが防災グッズになります。

 では、この非常持ち出し袋、どのくらいの重さがよいのでしょうか…。

(香川大学 地域強靭化研究センター/高橋真里さん)
「だいだい女性で10キロ、男性で15キロという目安がありますが、身長の高い低いとか、体力のあるなし、年齢によっても全然変わってくると思うんですね。地域の防災訓練に参加するときに実際に持って避難してみてもらいたいんです」

 そして袋の置き場所ですが、高橋さんは1階が地震でつぶれることも考えて、階段の2階に上がったすぐのところに置いているそうです。
 各家庭ですぐに持ち出せる場所、そして複数の場所に置くのがいいそうです。

 さて、次回の「みんなに聞いてみた」のテーマは、「サブスク、利用していますか?」です。皆さんの声をお待ちしています。

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