岡山県総社市福井・ヒイゴ池湿地で、初夏に花をつけるアヤメ科のノハナショウブが見頃を迎えています。
ノハナショウブは初夏の水辺に生える野生種で、園芸品種のハナショウブはノハナショウブをもとにつくられました。
アヤメ科の花は「花弁」と「がく」に区別が無いのが特徴で、このようなタイプの花びらは花被片(かひへん)と呼ばれます。
また、ノハナショウブの特徴は花の黄色い模様です。これは「花の奥に蜜がある」ことをハチに教える目印とも言われています。受粉のための巧妙な仕組みですが、見た目にも美しい、まさに機能美ですね。