ハーブティーなどに使われる植物「カモミール」が今、収穫の最盛期を迎えています。
初夏の風に揺れるのは、カモミール。ハーブティーの材料にもなるキク科の植物です。
(記者リポート)
「心が安らぐような香りがします」
やってきたのは岡山市北区矢津でハーブの栽培や加工品の製造・販売を行う会社「夢 百姓」のカモミール畑です。
カモミールは今が収穫の最盛期。400株のカモミールの花をひとつひとつ手摘みします。
(夢 百姓/石村卓美 社長)
「刈り込みをすると(カモミールの)軸が入ってしまいますから、お茶として苦みが出る。一番おいしくいただけるのは、花それぞれを自分の手で摘んで乾燥させてお茶にする」
カモミールを使ったハーブティー、カモミールティーをいただきました。
(記者リポート)
「草のなんとも言えないいい香りがしますね。まろやかで、飲んだあと落ち着いてくるような」
こちらではカモミールの他、コモンマロウやレモンバウムなど約10種類のハーブティーを作っています。
ただ新型コロナの影響で、現在の売り上げは感染拡大前の半分以下ということです。
特に、飲食店向けの料理用のハーブは厳しく、今はほとんど注文が入らないそうです。
(夢 百姓/石村卓美 社長)
「作ってもどうしようもないのかもしれないけど、いざとなった時(商品が)無ければどうしようもない。お客さんに迷惑をかけないよう、材料だけは確保しておきたい」