5月、高松市の幼稚園児がメッセージ付きの風船を飛ばしました。そのメッセージは約340キロ離れた場所にまで届きました。
(園児と先生とのやりとり)
先生「他はどこまで飛んだんだったかな?」
園児「岐阜県」
先生「岐阜県どこでしょう?」
園児「ここ」
高松市の高松幼稚園は毎年、運動会の開会式で風船を飛ばしています。
5月28日に行われた67回目の運動会では、天然ゴムで作られた150個の風船に「カスミソウの種」を付けて飛ばしました。
すると4時間後、大阪府守口市の男性から風船を受け取ったとFAXが届き、同じく大阪府の豊中市からも「風船を拾った」と電話がありました。
さらに高松幼稚園に届いたのは、「ようこそぎふけんへ」というメッセージや赤い風船などが描かれた絵手紙。園児が飛ばした風船は約340キロ離れた岐阜県中津川市にも届いていました。
(園児は―)
「お手紙をもらえてうれしかった」
「遠くまで飛んで人がお手紙をいっぱいくれてうれしかった」
「びっくりした。あんなに遠くまで行くなんて」
2021年はメールも含めて5人から「風船を受け取った」と連絡が届きました。幼稚園では、どこまで風船が飛んだのかを地図を使って園児に説明しました。
園児は1人1人にお礼の手紙を書きました。
(園児は―)
「誰か拾ってくれてありがとうございます」