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岡山県で降り続く雨 川に転落し男性死亡 高梁市では7月観測史上最大の大雨

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 岡山県では7日から広い範囲に大雨が降っています。倉敷市では増水した川に転落した男性が亡くなりました。

 雨は7日から岡山県各地で降り続き、高梁市では8日午前3時40分までの3時間で雨量が71ミリと、7月としては観測史上最大の記録的な雨となりました。

 7日に避難指示が出た西粟倉村では、避難所7カ所に44人が避難し一夜を過ごしました。
 避難指示は一時、岡山県北部の5市町村、約3300世帯に出されました。2021年5月に災害対策基本法が改正されてから岡山県で避難指示が出るのは初めてです。
 笠岡市では現在も土砂災害の恐れがあるとして、飛島と六島の一部に避難指示が出ています。

交通機関の影響は――

(記者リポート)
「午前9時のJR岡山駅です。新幹線が一部運転を取りやめていて、改札前は人混みができています」

 JR伯備線では、豪渓駅と新見駅の間で始発から運転を見合わせるなど、複数の路線でダイヤが乱れています。

 山陽道は岡山インターチェンジと備前インターチェンジの間で通行止めでしたが、18時の時点では解除されています。

岡山県各地の様子

(記者リポート)
「3年前の西日本豪雨で堤防が決壊した砂川です。ほとんど水が流れていませんが、現在濁流がかなりのスピードで流れています」

 赤磐市などを流れる砂川は8日午前4時20分に「避難判断水位」に達し、その後、水位を下げています。

 岡山市中区長岡では側溝の水があふれ、住宅1棟が床下浸水しました。

 西日本豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備町では、人気ロックバンドのライブの準備が進んでいました。

(真備町在住の人は―)

「すごく雨の情報が気になるし、家族もきのうから荷物を準備したりとても敏感に前よりなっている」

「この時期は雨が降るとすごく不安になるけど(ライブ)が無事にできることになってよかった」

 倉敷市玉島阿賀崎では増水した川で事故も起きました。

(110番通報した人は―)
「運転中に見ていたら、おじいちゃんが落ちたんです。やばいと思って110番に電話した」

 自転車で川を渡っていた82歳の男性が川に落ち死亡しました。当時、男性が通っていた場所は川の増水により冠水していました。

(110番通報した人は―)
「雨降ったらけっこう道がなくなるくらい浸る。今引いてるが、自分が見た時は道がないくらい水が浸ってて流れも速かった」

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