香川県・多度津高校の中心選手である平井選手は2020年、けがに見舞われ秋の大会に出られませんでした。チームに迷惑をかけた分、声で仲間を盛り立てリベンジを誓います。
活気のある声が響く多度津高校。ひと際大きな声でチームを盛り立てるのは平井晃輝選手です。2020年の夏は4番を担いましたが、その後、左足を疲労骨折し秋の大会に出場できませんでした。
(多度津/平井晃輝 選手)
「すごく迷惑をかけてしまいました。自分から声を出したり、自分が引っ張っていく気持ち。チャンスの場面で自分の一打で得点して、最後は自分のピッチングで締めたいと思います」
元気な声でチームへ恩返しを!
2021年7月12日。夏の高校野球・香川大会1回戦、寒川高校との対戦。1回裏、多度津高校はランナー1塁で平井選手が打席へ。
(実況)
「浮いてしまいました!バント失敗!すぐ次の守備に影響しないように切り替えました」
平井選手はベンチからセンターから、とにかく大きな声でチームを鼓舞します。
(多度津/平井晃輝 選手)
「先発したのが2年生だったので、緊張もしていたのでバッターとピッチャーが1対1にならないように、全員でバッターを抑えに行くという(気持ち)」
6回にはピッチャーとしてマウンドを引き継ぎ、相手の攻撃を断ち切ります。その後の反撃は実らず平井選手の夏は幕を閉じましたが、大きな声をグラウンドと後輩に残しました。
(多度津/平井晃輝 選手)
「発揮できなかったのが悔しいです。みんなからもっと声掛けをしていったら、もっと良いチームになる。一回り大きくなって甲子園に行ってくれたらうれしいです」