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「エコな手袋」生産に太陽光発電システムを活用 香川・東かがわ市

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 エコな商品をエコに作ります。香川県東かがわ市の手袋メーカーが、太陽光発電システムを活用した生産を始めました。

 東かがわ市の手袋メーカー「フクシン」です。2020年2月に立ち上げたブランド「ecuvo,(エクボ)」では、廃棄される野菜などで染めたオーガニックコットンや再生素材を使っています。

(野口真菜リポート)
「環境に配慮した商品を作るフクシンが新しく始めたのが、商品を作るときの電力を全て再生可能エネルギーにする取り組みです」

(フクシン/福﨑二郎 社長)
「エコブランド(の商品)を作る電力が二酸化炭素をいっぱい出してできた電気だとおかしいんじゃないか、という話がメンバーの中から出てきまして、太陽光で編み立てることが、機械を動かすことができるかもしれないと」

 フクシンでは社屋の屋上に太陽光発電システムを設置し、6月末に稼働させ始めました。しかし広さに限りがあるため、屋上で作れるのは必要な電力の25パーセントにとどまります。
 そこで、太陽光発電所や風力発電所などがつくる電力を購入し不足分を補うことで、再生可能エネルギーだけで商品を作ることが可能になりました。

(フクシン/福﨑二郎 社長)
「(フクシンは)冬寒くて始めて使う商品を扱っているので、冬がなくなると僕ら実は一番困るんですね。田舎の小さい会社でもやれることがあるんだと、これから一つ一つ積み重ねていきながら、少しでも環境に負荷をかけない事業活動を目指していきたいと」

 太陽光発電システムを設置した会社によりますと、フクシンの発電システムは化石燃料と比べると年間で二酸化炭素約5万キログラム、杉の木で換算すると約4000本分の吸収量を削減することができるそうです。

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