家で眠っているものに新たな命を吹き込みませんか。香川県観音寺市の企業が不要になった服やかばんを「あるもの」に作り変えるサービスを始めました。
(中濱綾那リポート)
「こちらの帽子、実はこのシャツを再利用して作られたものなんです」
服やかばんを作り変えるサービスを2021年4月に始めたのは観音寺市の帽子メーカー、「島田」です。
(島田/宝田和久 社長)
「大体30分から40分で1枚くらい。裁断とか分解だと時間がかかるんですけれども」
ブランドのバッグやお気に入りのTシャツ、ランドセルやベルトまで、さまざまなものを帽子に生まれ変わらせることができます。
島田がリメイクを始めた背景には、新型コロナによって取引先からの受注が減ったことがありました。
(島田/宝田和久 社長)
「コロナのせいでどうしてもOEM(受託製造)自体が減ってきていましたので新しい事業形態に作り直すということで」
帽子のリメイクはリモートでも注文することもできます。料金は1万5000円から2万円前後で注文してから1カ月ほどで手元に届くということです。
(島田/宝田和久 社長)
「帽子の形を何点か作って置いていますのでその形から選んでもらって、こういうふうにしたいと伝えていただいたら帽子にできる。今から熱中症とか日よけ対策にぜひ帽子をかぶっていただけたらと思います」