岡山空襲から76年が経ちました。当時の史料や人々の記憶を後世に伝える企画展が岡山市で開かれています。
雨のように降り注ぐ焼夷(しょうい)弾。76年前、14歳で岡山空襲を経験した男性が自身の記憶をキャンバスに描いたものです。
岡山市が毎年開いている「岡山戦災の記録と写真展」です。
空襲が始まってから4分後の時刻を示したまま止まった時計や、自宅に落ちた焼夷弾をスケッチした日記など、当時の様子を伺える史料が展示されています。
1945年6月29日の岡山空襲では、アメリカ軍の爆撃機が落とした約9万5000発の焼夷弾で、市街地の6割以上が焼失しました。少なくとも1737人が犠牲になったとされています。
(訪れた人[戦後生まれ])
「すごい焼け野原でびっくりした。(当時を知る人が)減っているので、こういう写真展をぜひ毎年していただきたい」
「岡山戦災の記録と写真展」は8月15日の終戦の日まで岡山シティミュージアムで開かれています。