岡山空襲から29日で76年です。岡山市役所で戦没者追悼式が開かれました。
追悼式には遺族会の代表や中学生など約25人が出席しました。新型コロナウイルスの影響で2年連続規模を縮小しての開催となりました。
(岡山市灘崎遺族連合会/近藤嘉也 会長[78])
「時とともにその現実を知る人はすでに少なく、忘れ去られようとしています。しかし決して忘れてはならない、後世に伝えていかなければならない」
1945年6月29日未明、アメリカ軍の爆撃機が落とした約9万5000発の焼夷弾で岡山市の市街地の約6割が焼失しました。
岡山市は過去に市や岡山県がまとめた資料から犠牲者の数を「少なくとも1737人」と公表しています。
(参列した中学生は―)
「広島のことはよく聞くが岡山のことはあまり聞かない。もっとより考えることを持ち帰りたい」
「今の戦争がない状況の平和さをみんなに伝えていきたい」