夏の高校野球・岡山大会。21日は準々決勝が行われ、1974年以来の夏の甲子園出場を目指す玉島商業が創志学園と対戦しました。玉島商業の先発を任されたのは背番号11をつけた度胸満点の2年生投手です。
春の中国大会を制した創志学園と対戦した玉島商業。マウンドに上がったのは、2年生の村上泰地です。
(玉島商/村上泰地 投手)
「(先発は)きょうの朝、移動中に言われました。いつもの自分を出して、笑顔で終われるようにと思ってました」
打たせて取る堂々としたピッチング
2回、村上はフォアボールとエラーで出したランナーを3塁2塁に背負います。バッターは7番の川端。これが犠牲フライになり、玉島商業・村上は1点を奪われます。
反撃したい玉島商業の前に創志学園のエース・川端が立ちはだかります。
(実況)
「三振!川端この回を3者連続三振に仕留めました」
村上も打たせて取る堂々としたピッチングで、中国大会王者に連打を許しません。
玉島商業にチャンスが巡ってきたのは6回。ランナーを1塁において4番、矢吹。創志守備陣の一瞬の隙をついて、1塁ランナーが一気にホームイン。玉島商業が1点を返します。
7回表、村上はワンアウト満塁のピンチを迎えます。バッターは1番の藤本。痛恨のタイムリーヒットを浴びます。さらに2番、坪井。
(実況)
「1、2塁間を抜ける3塁ランナーが帰ってくる。創志その差を3点に広げます」
大事な一戦を託された2年生の村上、創志の強力打線に踏ん張ってきましたが、ここで力尽きました。【創志学園 4-2 玉島商】
(玉島商/村上泰地 投手)
「少し悔いが残ってます。自分らの代で勝ち進んで甲子園を目指したいと思います」