高松市を流れる春日川で水草が急激に繁殖しています。生態系に影響を及ぼす恐れがあるとして香川県が除去作業を行っています。
(記者リポート)
「水草が繁殖しているのがこちらの川です。水面を覆いつくすようにびっしりと広がっています」
高松市川島東町の春日川の中流では、約600メートルに渡って在来種の水草「ヒシ」が水面を覆っています。
香川県によると2021年6月以降に急激に繁殖していて、春日川では、他にも5カ所で同じような状況になっています。
県は、生態系に影響を及ぼす恐れがあるとして、6日からヒシの除去作業を行っています。8日も、委託を受けた業者がボートに乗ってヒシをかき集め、重機を使って引き上げました。
春日川では2020年の同じ時期にも、外来種の水草「ホテイアオイ」が繁殖していて、県が約1000万円をかけて除去しています。
(近くに住む人は―)
「流してさらえてもらわないと毎年繰り返す」
県は「取り除くヒシの量が多いため作業がいつまでかかるかは分からない」としています。