香川県の近代化に重要な役割を果たした多度津町の歴史を振り返る特別展が、高松市で開かれています。
香川県立ミュージアムには、江戸後期から昭和までの多度津町の発展を表す絵図や写真など130点が展示されています。
江戸時代、港が整備された多度津町は、金毘羅参りの人々の往来などで発展します。絵図を見ると、港を中心に家が立ち並びにぎわう町の様子が分かります。
そして、明治時代には丸亀・多度津・琴平を結ぶ香川県で初めての鉄道が開通し、機関車が走りました。その際、琴平と多度津間で使われていた切符も展示しています。
他にも、多度津町に本社を構え、45年間稼働した火力発電所などの資料も見ることができます。
(多度津町から訪れた人は―)
「私が小さいころに遊んだ火力発電所の跡の(展示)があって、あー、すごかったんやなっていうことを改めて思った」
(香川県立美術館 学芸員/川邉優佑さん)
「地元の歴史とか美術だったり絵画だったり、博物館・美術館でしか見られないものがたくさんありますので、この機会にぜひ足を運んでいろいろと見ていただけたら」
この展示会は11月23日まで開かれています。