昭和に活躍した画家・中原淳一について知ってもらおうと、生誕地の香川県東かがわ市で企画展を開いています。きっかけは今年3月に完成した観光マップです。
大きな瞳が特徴の鮮やかな衣装をまとった女性たち――。東かがわ市の讃州井筒屋敷(さんしゅういづつやしき)では、5月31日まで中原淳一とコラボした企画展を開いています。
東かがわ市生まれの中原淳一(1913-1983)は、画家だけでなく編集者やファッションデザイナーなどとしても幅広く活躍。
装いや暮らしのアイデアなど、戦後の女性たちに美しく生きるためのヒントを提案し続けました。
最近では、中原のイラストをイメージした手袋やイラストをプリントしたキャリー型のバッグなど、地元・東かがわ市の企業がコラボ商品を次々と打ち出しています。
(野口真菜リポート)
「この展示は、中原淳一のイラストを表紙にした東かがわ市の観光マップができたことを記念して開かれたものです」
この観光マップは東かがわ市と観光協会が2021年3月に発行したもので、市内の観光施設や写真映えするスポット、グルメ情報を掲載しています。また、表紙のイラストと合わせて中原淳一のプロフィールなどを紹介しています。
(東かがわ市 地域創生課/岡村優亜さん)
「中原淳一の生誕地としての東かがわ市であったり、中原淳一さん自身の魅力に気付いていただけるきっかけになればいいなと思っております」
観光マップは東かがわ市のホームページ「東かがわ旅ナビ」からダウンロードすることができます。