高松市の男木島に診療所を併設した新しいコミュニティセンターが完成し、落成式が行われました。
(記者レポート)
「男木島のコミュニティセンターは、フエリー乗り場の目の前に完成しました」
男木島のコミュニティセンターはこれまでのものが完成から40年経ち、老朽化が目立ってきたため高松市が新たに造りました。
工事は2020年10月に始まり、8日に関係者にお披露目されました。
地域の行事などで使えるホールや、調理室、高松市図書館の分室などがあります。
また、診察室や処置室などが備えられた新しい診療所も併設されています。コミュニティセンターと診療所は2月14日から稼働します。
(高松市/大西秀人 市長)
「瀬戸内国際芸術祭で、多くのアーティストが男木島を気に入られて、いろんな移住者も増えるようになって。島の人達だけではなく、今年も瀬戸内国際芸術祭がありますけど、観光客の方々が集う施設としても使えるのではないかと」
かつて男木島でも過疎化が進んでいましたが、2010年に始まった「瀬戸内国際芸術祭」の会場に選ばれたことなどから注目を浴びるようになりました。その結果、移住者が増え、2014年には休校していた小中学校が再開しました。
(島民は―)
「移住してきた人らが、新しく子どもも連れたりして、小学校・中学校ができて、明るくなりました」
(男木地区コミュニティ協議会/福井大和 会長)
「コロナ時代でこの場所で、しっかりと地域の人達と協議できたらいいかなと」