香川県琴平町の高校生が地元の魅力発信や課題解決について取り組んだことを発表しました。地元の駅に本棚を設置するなど、さまざまなものを形にしました。
(山下佳乃リポート)
「こちらのスイーツやこの本棚。実は、高校生が作ったものなんです」
本棚を手掛けたのは琴平高校の生徒たち。琴平高校では、生徒が地域の歴史や文化を学び魅力発信や課題解決の方法などを探究する「琴平道」という取り組みを3年前から行っています。
24日は2年生の8つのチームがそれぞれの取り組みの成果を発表しました。
ことでん琴平駅の待合室に2021年12月に設置された本棚もその成果の1つです。本棚には電車や町のマスコットキャラクター「こんぴーくん」などが描かれています。
また、設置場所は駅員と相談して考え、中に入れる本は「旅」や「子どもたちが見られるもの」を意識して選んだそうです。
(琴平高校 2年生/大森有紗さん)
「いろんな人と関わりを持って大きいものを完成できたので、自分の高校生活の中で大きなものになったと思います」
町のマスコットキャラクター、「こんぴーくん」をPRしようと、動画を制作したチームもありました。
可愛らしいスイーツ「こんぴら五街道 ムース大福(300円)」も、生徒が開発したものです。琴平町に新たな名物を作れないかと、町内の和菓子店などと一緒に作りました。
24日の発表会の様子は琴平高校のYouTubeでもライブ配信されました。