香川県三豊市の幼稚園児と小学生が、一緒に走ったり縄跳びをしたりして交流しました。園児が「入学前」に学校の雰囲気に慣れることが目的です。
三豊市の勝間幼稚園の園児16人がやってきたのは、近くの勝間小学校です。16人は4月、勝間小学校に入学します。
8日は入学を前に新6年生、今の5年生の児童と交流しました。
交流ではまず5年生のお兄さん・お姉さんが園児に走り方のお手本を見せました。そして、園児たちもお兄さんお姉さんのように一生懸命、50メートルを走りました。
(山下佳乃リポート)
「園児たちは満面の笑みで小学生との交流を楽しんでいます」
勝間小学校では、早く学校の雰囲気に慣れてほしいと、入学前の園児と小学校の児童が交流するイベントを年に数回開いていました。しかし、2020年と2021年は新型コロナの影響で全てが中止。
今回は密を避けるため、会場を運動場に移して3年ぶりに開催しました。
(園児は―)
「(5年生が)かっこよかった、走っとったとこ。(1年生になったら)縄跳び頑張りたい」
「楽しかったです。(5年生は)背が大きかった。(1年生になったら)速く走りたい」
(5年生の児童は―)
「ちょっと初めはドキドキしたけど、だんだん慣れてきてうれしくなりました。この学校のいいところをいっぱい教えてあげたい」
「きょう新1年生と交流して、とても楽しかったし、もっと1年生が来るのを楽しみになりました」
(勝間小学校/大西克也 教頭)
「幼稚園の子どもたちも非常に笑顔で喜んでいたし、今度6年生になる子どもたちも自分たちが見守っていかなくてはいけないのかな、という思いを持てたのではないかなと思う」
勝間小学校では4月7日に入学式が行われます。