香川県の各地で桜が見頃を迎える中、「香川県一」のモモの産地、丸亀市飯山町ではモモの花も「満開」になっています。
JA香川県によると、丸亀市では約150軒の農家がモモを栽培しています。中でも、飯野山のふもとにある丸亀市飯山町は香川県内で一番の生産量を誇ります。
(モモ農家/山田道浩さん)
「今年もちゃんと成長してくれているようでうれしく感じる」
今の時期は、大きくて甘いモモが育つように、必要のない花やつぼみを取り除く作業を行っています。
JA香川県によると、2021年は県内のモモの収穫量約500トンのうち、330トンほどを飯山町などで栽培している「飯南のモモ」が占めました。
(記者リポート)
「平地に美しく咲いたモモの花から後ろを振り返ると、栽培をやめて枝がむき出しになった山の斜面が広がっています」
モモの栽培を巡っては、15年ほど前から機械化が進み、農地も山の斜面ではなく平地での栽培が中心になりました。それに合わせるように農地も徐々に減っていて、丸亀市では一時150ヘクタールほどあった作付面積が、現在は50ヘクタールほどになっています。
モモ畑の風景は少しずつ変わっていますが、農家は変わらず6月からの収穫に向けて、モモの実を育てていきます。
(モモ農家/山田道浩さん)
「花も順調に咲いていますので、甘くて大きなモモができることを期待しています」