子どもたちが楽しく科学を学ぶことができるイベントが岡山市で開かれています。
(斎藤康之リポート)
「まるでこいのぼりのように青空のもとクジラが泳いでいます。このクジラは太陽光の力で上がっているんです」
黒いごみ袋76枚をつなぎ合わせて作った大きなくじら。中の空気が太陽の熱で温まることで気球のように空に浮かぶそうです。
岡山市の「人と科学の未来館サイピア」では、連休に合わせて子どもが楽しく科学を学んだり物を作ったりできる「春のサイピアフェスティバル」が開かれています。
子どもたちがひと際盛り上がっていたのが「自動噴水」のコーナー。水に入れたパイプの口を押さえて振ると、噴水のように水が噴き出るという仕組みです。
(斎藤康之リポート)
「うわ! びっちょびちょ! でもきょうは暖かいんで気持ちいいですね」
室内では科学実験を楽しむことができます。今回のテーマは「電気を通すもの」。子どもたちは硬貨や紙などを使った実験で電気を通すものの特徴を学んでいきます。
銀色の折り紙には電気が通りましたが、よく似た金色の折り紙には通りません。そこで、折り紙を紙やすりで削ってみると……銀色と同じアルミの部分が出てきて電気を通すようになりました。
(参加した子どもは―)
「(Q.クイズ正解した?)だめだった。金の部分が紙やすりでとれて電気が通ったのがびっくりした」
「(電気が)通らないって言っている人が少なかったり多かったりしたのがびっくりした」
このフェスティバルは5月5日まで「人と未来の科学館サイピア」で開かれています。