物価の高騰が、学校給食を直撃しています。食材の値上げを受けて、高松市の小中学校では23日以降の献立からデザートなどを減らす動きが出てきました。
(記者リポート)
「こちらの小学校では、来週の給食のデザートの一部の提供がなくなることがきのう保護者に伝えられました」
影響が出ているのは、高松市の朝日新町学校給食センターから提供されている、新番丁小学校など高松市の6つの小学校と5つの中学校です。
高松市教育委員会によりますと、こちらの小中学校では23日以降の給食の献立にあった「みかんジュース」と「黒ゴマプリン」、そして「日向夏ゼリー」の提供が中止になりました。
他の小中学校でも同様の影響が出る可能性があるということです。野菜などの価格高騰によるもので、2022年度、給食の献立からデザートの提供を中止するのは初めてです。
(高松市保健体育課/山下裕文 課長補佐)
「副食にかかる野菜なども物資の高騰も続いておりますので、主食・副食の児童生徒への提供は今まで通りさせていただくという観点で、やむなくデザートを軽減させていただいて」
高松市教育委員会では今後、食材費の増額分を国の臨時交付金で賄い、保護者の負担を増やすことなくデザートの提供を復活させたいとしています。