外国人観光客の受け入れ再開を前に7日、政府が旅行会社などに対しガイドラインを発表しました。外国人に人気の観光地では期待の声が上がっています。
岡山県倉敷市・美観地区にある大原美術館では、中庭の池で可憐に咲いたピンクや黄色のスイレンの花が見頃を迎えています。新型コロナ前は外国人観光客にも人気のスポットでした。
(大原美術館/森川政典 副館長)
「(今後)インバウンドが増えてくるっていうのは期待しているところ」
10日に外国人観光客の受け入れが再開するのを前に、7日、政府は旅行会社などに向けガイドラインを発表。ツアー参加者にマスク着用を求めることなどが盛り込まれています。
(大原美術館/森川政典 副館長)
「安全に積極的に努めていくということでスタッフと協力しながら(感染対策を)やっていこうと思います」
感染拡大以降初めての外国人観光客受け入れに向け、期待も高まります。
(大原美術館/森川政典 副館長)
「こちらはコロナ前、東京オリンピックの開催に向けて海外からインバウンドの方々が増えるだろうということで、フランス語をはじめ各国語のパンフレットを用意させていただいて準備を整えていたけど、なかなか使うまでに至らず。これから活用できたらいいな」
美観地区の入口に位置する倉敷国際ホテルでは、新型コロナ前は宿泊客の約2割が外国人でした。
(倉敷国際ホテル/山口勝正 社長)
「(5月は)外国人のお客様を除くと、8割くらい回復してきましたので、プラスアルファ外国人の方がいらっしゃれば、さらに回復が進むと思います」
7日に発表されたガイドラインでは、宿泊業者に対しても、マスク着用や消毒などツアー客に感染対策を呼び掛けるよう求めています。
(倉敷国際ホテル/山口勝正 社長)
「日本人のお客様もいらっしゃいますので、それぞれ(感染対策へ)考え方が異なるところもあると思うので。私どもとしては混乱のないように準備していきたい。この2年半、かなり厳しい状況が続きましたので、少しずつでも良くなっていくことを祈っています」