組み合わせはなんと1000通り以上です。岡山県倉敷市の高校が「デザイン」や「過ごしやすさ」を重視した新しい制服を発表しました。
25日、倉敷市の倉敷翠松高校で開かれたオープンスクール。在校生が、2023年度以降の新たな制服をファッションショー形式でお披露目しました。
初めて採用された女子用のスラックスの他、ブレザーの下にこちらも初採用のパーカー、さらにはハーフパンツまで。その組み合わせはなんと1000通り以上。重視したのは「デザイン」と「過ごしやすさ」です。
(倉敷翠松高校/川上忠良 副校長)
「年頃の子どもたちが自分が着たいものを楽しく着て、学校生活を有意義に過ごしてもらいたい。子どものために生徒のために何が一番いいのか考えたときに、夏には少しでも気持ちよく授業を受けられるようにという形」
新たな制服では式典に参列する時などに着る「正装」があり、これにオプションとしてパーカーやハーフパンツ、色違いのスカートなどが用意されています。
生徒たちは好きなアイテムを追加で購入してコーディネートを楽しめます。
(着用した生徒は―)
「今までにないパーカーですけど、とてもかっこいいと思います。迷って自分の好きなファッションが見つかって、それで登校するのも一つの楽しみ」
「前の制服よりリボンが大きくなってそれもかわいいと思うし、もっとおしゃれを研究できるかなって思います」
この多様な制服を通じて「主体性」を養ってもらうことも学校側の狙いの一つです。
(倉敷翠松高校/川上忠良 副校長)
「あるものを適当にというのではなくて、考えを持って着てほしい。自分で主体的にいろいろ物事を今後考えていこうねと。高校の方でも『探求』というのが今言われていますので、それにもつながるような形での制服にしたい」