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高校生が一人暮らしの高齢者に手作りお菓子をお届け 岡山市

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 岡山市で食物や調理などについて学んでいる高校生が、一人暮らしの高齢者に、手作りのお菓子を届けました。

(記者リポート)
「調理室には甘い香りが漂っています。生徒たちが手作りしたお菓子には、興陽高校産の食材がたっぷりと使われているんです」

 お菓子を手作りしたのは、岡山市にある興陽高校の3年生19人です。

 コロナ禍で調理実習の機会が半分ほどに制限される中、2年生の冬休みからレシピの考案や試作に取り組んできました。

 米粉入り黒豆チーズケーキのこだわりは?

(生徒)
「興陽高校産の米粉を使っていて、卵も農業科が作った卵を使っていて、この入っている黒豆は自分たちが2年生から育てた黒豆を煮豆にして使っています」

 サツマイモのマドレーヌのこだわりは?

(生徒)
「甘すぎず、お年寄りの口に合うように工夫しています」

 他にも「小松菜ときな粉のケーキ」や、白あんを生地で包んで蒸した「桜しぐれ」など、生徒たちが作ったお菓子は全部で9種類。ラッピングをして地域で一人暮らしをしている高齢者35人に届けます。

 この取り組みは2021年、2020年と中止していましたが、2022年で29回目を迎えました。

(お菓子を届ける様子)
「私たちが作ったお菓子です」
「ありがとう、それはそれは、うわ~手間ひまかけて……。よくできてるな~。いろんなことを体験されてるんじゃな」

(お菓子届ける様子)
「どうぞ、召し上がってください」
「ありがとうございます。いただきます」
「自分たちが作りました」
「さつまいものマドレーヌ? おいしい。私ら自分でよう作らんから、この人らすごいなと思って」

(興陽高校 家政科3年/髙橋望愛さん)
「試行錯誤も何度もしてきて大変だなっていうのと、高齢者にお届けできてうれしいなというのが、とてもあります」

(興陽高校 家政科3年/髙原茅代さん)
「大量調理というので大変な部分もあったんですけど、外で待ってくださっている方々もいて、私たちの宅配お菓子を待っててくれたんだなとか思って、とてもうれしかったです」

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