命をテーマにしたタペストリーの作品展が岡山県新見市の美術館で開かれています。
新見市の猪風来美術館で開かれている染織作家、むらかみよしこさんの作品展。羊毛を草木染めしたものを布を織る機械で仕上げたもので、会場には27点が並んでいます。
作品は「生と死」、「再生」をテーマにしたもので、動物や植物など、生き物の「命」を表現した世界観が広がっています。
横約3mの作品「いのちを抱く」は、2020年に32歳で亡くなった、むらかみさんの息子で縄文造形作家だった村上原野さんへの思いが込められています。
原野さんの遺作を抱きかかえる女性の周りに、鳥や虫などが描かれていて、大地と巡りゆく命の情景を表現しています。
この作品展は新見市の猪風来美術館で9月30日まで開かれています。