3年ぶりに伝統行事が再開です。岡山県新見市の神社で、濁り酒、どぶろくの仕込みが行われました。
船川八幡宮の「どぶろく」造りは、新見市の重要無形民俗文化財に指定されています。地元産の「あきたこまち」を2時間ほどかけて蒸した後、麹や氷などと一緒に大きな樽に入れてかき混ぜます。
400年以上前から続く伝統行事ですが、新型コロナウイルスの影響で休止していました。
(船川八幡宮/木山知香 宮司)
「2年、どぶろく醸造ができなかったので、ちゃんとできるかどうかが不安だったけれど、多くの方々に助けてもらって何とかこの日を迎えることができ、感謝しています。この形のままで、後世に伝えていけたらいいなと思っています」
船川八幡宮では2022年、「どぶろく」を約280リットル造り、10月15日の秋祭りで参拝者に振る舞うことにしています。