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カミソリがピアノに!? ミニチュア模型で「見立ての世界」表現 岡山市で作品展

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 ミニチュア模型を使って遊び心あふれる世界を表現した作品展が、岡山市の美術館で開かれています。

(在間隆真リポート)
「いい湯だなぁ~、といった声が聞こえてきそうなこちらの作品。人形が入っているのは温泉ではなく卵の黄身なんです」

 リュックを背負った人たちが歩いているのは、雪山ではなく……便器のふたの上。岡山シティミュージアムで開かれている「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」です。

 並んでいる作品に共通しているのが「見立て」。日常にある身近なものを他のものに見立てた、ユーモア満載の世界が広がります。

 これらを手がけたのはミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん。田中さんはInstagramでミニチュア作品の写真を毎日投稿しています。田中さんのInstagramのアカウントは、360万人以上の人にフォローされるほどの人気ぶり。

 会場には立体展示と写真作品、合わせて170点が並んでいます。ブラシの毛を草に見立てた作品のタイトルは「臭かったので草刈った」。くすっと笑えるユニークな作品名にも、「言葉の見立て」が含まれています。

 カミソリの刃をピアノの鍵盤に「見立てた」作品「キレのある演奏」は会場の照明をミニチュア人形に当たっているスポットライトにも「見立てて」います。

 岡山会場限定公開の作品「岡山県の切り札」はトランプのハートとクローバーの色が徐々に変わっています。それぞれのマークが、岡山県特産の桃とマスカットに「見立て」られているんです。

(在間隆真リポート)
「館内では写真撮影もできます。また、撮り方のお手本もあるので、誰でも簡単に作品の一部になって楽しむことができます」

 作品を見るだけではなく、会場ならではの楽しみ方もできるこの作品展は、岡山シティミュージアムで8月31日まで開かれています。

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