和菓子の材料で生き物などを表現した展覧会が、17日から岡山市で開かれています。
(記者リポート)
「金魚たちが水槽の中で涼やかに泳いでいるように見えます。実はこちら、金魚もそして水草も、さらにはその下の石まで全てがお菓子で出来ているんです」
和菓子の製造・販売を行う「源吉兆庵」が、子どもたちに楽しんでもらおうと毎年夏に開いている展覧会です。会場には、砂糖や白あんといった和菓子の材料で作った生き物など、約300点が並んでいます。
「サイクリング」と題した作品は、ヒマワリ畑に自転車で出かけるという夏の日の一場面を表現しています。
また、カブトムシは、職人が自宅で実際に飼育し、観察しながら作り上げたということです。
訪れた親子連れは食い入るように作品に見入っていました。
(訪れた親子は―)
「ぼくの家で育てているアサガオと一緒で……好きでした」
「とても細かくて、お菓子で出来ているというのがすごくびっくりしました」
(源吉兆庵 商品開発部/祗園公子さん)
「本物により近く製作していますので、そこを見ていただきたい」
この展覧会「お菓子でできた夏の思い出と金魚展」は8月28日まで岡山・吉兆庵美術館で開かれています。