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明治初期から点灯続く「鍋島灯台」が国の重要文化財に 国の文化審議会が答申 香川・坂出市

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 国の文化審議会が、香川県坂出市の鍋島灯台を国の重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

 国の重要文化財に指定するよう答申されたのは、坂出市の与島につながる鍋島にある「鍋島灯台」です。

 鍋島灯台は、1872年、瀬戸内海を通って大阪や神戸へ向かう船の停泊の目印として初点灯。明治初期から今でも点灯を続けている、四国で最も古い洋式灯台です。

 高さは約9.8mで、石造りの建物は、与島にある石を切り出して作られたと言われています。灯台の外観や内壁、屋根などが建設当時のまま残り、歴史的価値が高いことなどが評価されました。

(坂出市教育委員会 文化振興課/平西由宜さん)
「鍋島灯台の歴史や価値が認められたことについて、うれしく思います。瀬戸の多島美とともに、瀬戸内海などの坂出の魅力を一緒に発信していけたらと思います」

 登録が決まれば香川県内にある国の重要文化財の建造物は31件となります。

 記事に掲載した約90年ほど前の昭和初期ごろに撮影された鍋島灯台の写真などは、11月5日から坂出市で開かれる「坂出今昔展」で展示されます。

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