国の重要文化財、玉藻公園の披雲閣を美術館に見立てた国際的な現代アートの展示会が始まりました。
「和のコンテンポラリー 真夏の夜のお城美術館」です。
世界で活躍する芸術家を育てることが目的で、今回が7回目の開催です。
当初は、2022年3月に開く予定でしたが、新型コロナで玉藻公園が休園となったため、4カ月遅れの開催となりました。
国内外の作家や大学生など60人の作品、約80点を展示しています。
「破壊と再生」をテーマに描いたポーランド人作家、アルトゥル・マステルナクさんの作品「Fragmentation」は、白と黒の繊細なグラデーションが特徴です。
目に見えない宇宙のちりを披雲閣の中に描いた、濱野暢子さんの作品「コズミックダスト はじまりの前」は、スロベニアのクラン国際美術展で入賞しました。
(美術家/濱野暢子さん)
「会場をお茶の世界に見立てて、作家が真摯に向き合った作品を展示していますので、両方をお楽しみいただけたらと思います」
真夏の夜のお城美術館は7月24日までです。22日、23日は夜9時まで鑑賞できます。