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「800年前の材料が一部炭化」落雷で焼損の国宝・神谷神社本殿の被災状況を公開 修復に向けクラウドファンディングも 香川・坂出市

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 9月、香川県坂出市の神谷神社の国宝に指定されている本殿の屋根が落雷によって焼けました。20日、屋根の被災状況が報道陣に公開されました。

 鎌倉時代初期に建てられ国宝に指定されている神谷神社の本殿は9月27日、落雷によって本殿の屋根が焼けました。20日、屋根を覆っていたブルーシートが外され、被災状況が公開されました。

(赤木由布子リポート)
「焼けてしまった屋根です。檜皮葺が全体に施されていたんですが、一部が燃えてしまって焼けてしまったということで消火のため全て取り外されました。檜皮葺の下の部分も焼けてしまって炭化してしまっています」

(香川県教委 生涯学習・文化財課/石田真弥 文化財専門員)
「まだ調査をしていかないとわからないんですけど、このあたりの材料はかなり古い。一番古い800年前の材料が、一部炭化してしまっている状況がご覧いただけると思います」

 今後の修復に関しては神谷神社と県、坂出市、文化庁などが協議しながら計画を立てるということです。神谷神社の屋根は30年に1度ふき替えていて、もともとは2023年に約5000万円をかけて行う予定でした。

 今回の火事によって修復にはさらに多くの費用がかかるとみられ、神谷神社は11月14日にクラウドファンディングを始めることを決めました。目標金額は1000万円だということです。

(神谷神社/中尾格 宮司)
「地元の氏子さまとともにずっと守ってきたわけなんです。何とかこれを、文化財でもありますこの神社をとにかく早く修復したいという思いでいっぱいでございます」

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