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国宝・神谷神社本殿の屋根焼ける 出火原因は落雷 宮司「ショック以外何物でもない」 香川・坂出市

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 岡山・香川では昼頃一部で激しい雷雨となりました。そんな中、27日午後、坂出市の神谷神社では国宝に指定されている本殿の屋根の一部が焼けました。消防によると落雷が原因だということです。

 27日午後0時20分ごろ、坂出市の神谷神社で本殿の屋根から火が出ていると、宮司が119番通報しました。

 火は4時間余り経って消し止められましたが、国宝に指定されている本殿の屋根の約47平方メートルが焼けました。けが人はいませんでした。消防によると火事の原因は落雷だということです。

 境内には放水銃がありましたが、神社によると落雷の影響で配電盤が壊れ、使えなかったということです。

(神谷神社/中尾格 宮司)
「何と言っていいか分からない。まさかこんな形で、しかも、防火設備が全く機能しない状態で、全くショック以外何物でもない」

 香川県教育委員会によると神谷神社の本殿は鎌倉時代初期に建てられたものです。

 屋根がそり出た形や4本の柱の空間に特徴がある「三間社流造」といわれる様式で、1955年に国宝に指定されました。現存する「三間社流造」の神社の本殿としては日本で最も古いということです。

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